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(仮)日記

2008.05.28~ (2001.06.04~) 
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一味

2008/01/28(Mon)13:13

百器徒然袋 風(講談社) 京極夏彦


榎木津礼二郎が主人公の痛快娯楽探偵小説。

私達多くの読者は榎木津と関わってみたいと思う。
そんな私達の代わりに関わってくれるのが本島君だ。

本島君は凡人だ。
凡人目線で榎木津を見て、そして語る。
だから同じ凡人としてはとても読みやすい。

でも本島君って結構聡いよね?

京極堂シリーズは長い上にどよ~んとした気分になりやすいが、
このシリーズはそれほど長くないので読みやすく、
ズバッと参上ズバッと解決なので実に爽快。
あの爽快さは時代劇に通じるものがある。
でも暴れるのは助さん格さんではなく、光圀公大暴れ。


本島君は榎木津に充分認められている仲間だ。
自覚はないようだが充分に変人だな、本島君。

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No.100|本・マンガ ☆Edit

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