納得のいかないヒロインだった

最近、少女マンガが読みたい気分。
「ハチミツとクローバー」なんてどうかしら!?
ところで私は「ガラスの仮面」の姫川亜弓さんや
「エースをねらえ！」のお蝶夫人みたいな人が大好き！
「アンジェリーク」のロザリアとか。
育ちが良くて美人で努力家で誇り高いから好きです。
ロザリアの
「誇りは与えられるものではないわ。自らの心に強く高く掲げるものよ！」
というのは名台詞だと思います。
そして魔女っ子メグちゃんではノン派だ。
今のマンガは違うんだろうが、
私が子供だった頃の少女マンガのヒロインといえば
美人じゃないけど明るく元気なのが取柄ってヒロインが多かったのよ。
キャンディとか。私のいちばん嫌いなタイプ。

私よりもひと回り上の世代のマンガだと思うんだけど
池田理代子「白いエグモント」のヒロインはひどかった。
ドジでグズのヒロイン(ドジって今も言うのか？)。
締め切り日過ぎてんのに集金のお金は持ってこないし
コートの下にスカートはき忘れて登校するし。
とにかく、うっかり忘れちゃうんだってさ。
まわりに迷惑をかけるあまりのだらしなさに、
学級委員の美人で勝気な女の子が
そこまでされると悪意があるんじゃないかと思いたくなる
と言うんだ、いい気味だ。
この台詞は私に非常に影響を与え、
今でもあまりにバカな事をする人を見ると
悪意があってやっているんじゃないかと思ってしまう。
で、この学級委員の美少女とドジでグズなヒロインは同じ男子生徒に恋しているんだ。
結局その男子生徒もヒロインを好きでハッピーエンド。
そりゃあ人の好みはそれぞれあるんだろうけど、
なんでだよと子供心に思ったものだ。
この話、ベルサイユのばらの9巻に入ってきた気がする。