「真ん中にいると時間がもったいないぜ」

鋼鉄三国志第十六話感想パート２。

形見の(パクった)笛を吹いて登場の甘寧、孫権と陸遜に言う。
「周瑜様も孫策様も、無になられたわけではない。」
周瑜の名を先にするところがさすが甘寧。
でもちゃんと孫策「様」とは言うのね。彼に仕えた訳でもないし
愛する周瑜の亭主だった男とはいえ呉の先君だしな。

お花畑を広げるためにどんどん村を焼き払い侵略する蜀。
すっかり悪役である。
花畑もいいが田畑も広げなくては。花では腹は満たされぬ。
と言う関羽と張飛に孔明が言い放ったのがこれだ。

「されど、花は香りも楽しめます。」

いや、だから、腹は膨れないって話をしてるんですけど。
「さ、劉備様の花畑を広げに参りましょう。」
あーあ、腕組んで行っちゃった。
二人に勝ち誇ったような一瞥までくれちゃって。
もう邪悪っぷりは隠さない事にしたのね、孔明。
あと十話(たぶん)だしな。

相変わらず健気な凌統だ。
陸遜はあれでなかなかのへなちょこ亭主というか、
釣った魚に餌をやらない典型。あぐらをかいている。
そしてハンターなのだ。
結婚三年目の亭主みたいな男・陸遜。

孔明の真意を知るためにこっそり蜀に向かう陸遜＆凌統に、
呂蒙のおふくろさん弁当が！！
……あの餅じゃないよね？あれは太史慈の口にしか合わぬ餅。

女装凌統の着ていた後宮の衣装、
一般兵の槍がかすっただけでビリビリのハギレと化すとは……。
ハニーフラッシュ。
その脆さはそれ特製の生地って事？
孫策が遊んだのかしら。周瑜も誘ってあげているといいけど。
楽しみは分かち合おう。
でもそんなお遊びをしている断金ってのもな……。
いや、まさか、孫権？美少女顔してやるな。

「戦え！呉の仲間のために!!」
叫ぶ凌統の声にハッとする陸遜。
脳裏には、孫権、六駿メンバー、そして周瑜の顔が浮かぶのだが
みな怖い顔。呂蒙だけはなんとか柔和だった？おふくろ弁当効果か。
ラストの周瑜なんて悪の秘密組織幹部みたいでしたよ。
プロフェッサー・シュウユだろあれじゃ。
ってわかる人いるのか、コーエーの三國志ＣＤネタなんですけど。


泣きべそをかきながら凌統に背負ってもらう陸遜。
語るは我が師。
つくづく健気だ、凌統……!!


「フフッ、怒れ陸遜。」
次週の孔明はどれだけの年増ビッチぶりを見せてくれるのでしょう。
また騙されるのか、若き陸遜は。