忍者ブログ
2008.05.28~ (2001.06.04~) ✳︎ Twitter、Instagramをやっていても本拠地はずっとここ。
[2]  [3]  [4]  [5]  [6]  [7]  [8]  [9]  [10]  [11]  [12
本屋内を歩いていたら何かがひっかかるコーナーがあった。
ん?と思ってよく見たらケータイ小説のコーナー。ああなるほど。
題字もカバーも普通の書籍となんか違うよね。

私はケータイ小説は好ましく思っていない。

でも、活字を読まないよりは読んだ方がいいのだろうし、
心に響く何かを得るのはいいと思う。
題材は似たり寄ったりなものらしいけど。
だから共感するものが多いんだろうけど。


ジュブナイルとかライトノベルとかじゃないんだよなあ、
やはり「ケータイ小説」というジャンルなのだろう。
メールでも読んでいるかのような気軽な文章がいいんだろうなと思う。

私は幸田文や横溝正史の文って好きなんだが、
こういうのは面倒くさいのかなあ。
きちっとしてて参考になるんじゃないかと思うんだけどなあ。

とりあえず、プロじゃないにせよ小説を書くならば
ら抜き言葉だけはやめてもらいたい。

拍手[0回]

PR
 孫策 呉の基礎を築いた江東の英雄  (PHP文庫) 加野厚志


少年向け冒険小説のような内容と主人公・孫策である。
三国演義が孫策主人公で書かれたらこんな感じだったのだろうか。
好き嫌いはありそうだなあ。

この孫策は奥手で女性に目覚めていない分、心友周瑜が大好きだ。
とにかく好きだ。孫策にとって美とはすなわち周瑜である。

「美しき者その名は周瑜。」
少年孫策は花畑で恋歌を歌う花の精のような美少年に出会い、
君を美周郎と呼ぶことにすると言うのである。
この小説では孫策が「美周郎」の名付け親なのだ。

二人の再会シーンでは、
お互いに馬で駆け寄るが勢いがつき過ぎてすれ違ってしまうところが感激で元気一杯な若者らしくて良い。
固い絆で結ばれた友を持つ幸せ。
ところで周瑜は孫策と別れている間吟遊詩人をしていたらしいぞ!

清く正しい心を持った孫策が《勇》と《美》を求め
心友周瑜と共に乱世を駆け抜ける少年向け冒険小説。
だと思えば楽しく読める物語だと思うよ。

逆に劉備達は孫呉が主人公の話なんでけちょんけちょんの書かれ様。
ま、この辺はお互い様という事でどうぞよろしく。

拍手[0回]

江南行 (メディアファクトリー) 佐々木泉

周瑜との出会いから赤壁の戦い開戦までを描いた
柔軟で豪胆で「面白い人」な魯粛が主人公のマンガ。


このマンガの周瑜も好き。柳の様な人。

絵柄のせいか、周瑜は少しだけ寂しく悲しそうに見える。
それとも魯粛がとても生き生きとしているから比較して感じるのかな。
あるいは回想での孫策に向けた笑顔が純粋でとても綺麗だったからか。

その孫策はほんのちょっとだけ登場。
レディースコミックに出てきそうなかっこいい男ぶりだ。
(エロマンガではなく若い女性向けマンガという意味です)
孫権も魅力的な青年だ。頭良さそう。

魯粛が主人公なので、周瑜は出番はとても多いが脇役らしい使い方。
神さまだったり仙人だったりシャーマンだったり。
周瑜の「何か捨てろ」に我が意を得たり。


面白かった。

拍手[0回]

三国志大戦3 入門指南書(エンターブレイン)

月刊アルカディア編集のムックで
本の内容は基礎中の基礎。まさに入門指南書。
付録にDVD・EX趙雲が付いて64ページ1200円はやや高い気が。

付録のDVDがなかなか役立つ。
例えば各兵種の特徴と運用方法では盤面での操作映像付きなので、
カードの動かし方すらわからない私のような初心者にはありがたい。

初心者はまずこの本とDVDで基礎を勉強し、
EX趙雲を持ってゲーセンに乗り込もう!

拍手[0回]

百器徒然袋 風(講談社) 京極夏彦


榎木津礼二郎が主人公の痛快娯楽探偵小説。

私達多くの読者は榎木津と関わってみたいと思う。
そんな私達の代わりに関わってくれるのが本島君だ。

本島君は凡人だ。
凡人目線で榎木津を見て、そして語る。
だから同じ凡人としてはとても読みやすい。

でも本島君って結構聡いよね?

京極堂シリーズは長い上にどよ~んとした気分になりやすいが、
このシリーズはそれほど長くないので読みやすく、
ズバッと参上ズバッと解決なので実に爽快。
あの爽快さは時代劇に通じるものがある。
でも暴れるのは助さん格さんではなく、光圀公大暴れ。


本島君は榎木津に充分認められている仲間だ。
自覚はないようだが充分に変人だな、本島君。

拍手[0回]

「もしも宮中晩餐会に招かれたら 至高のマナー学」渡辺誠

招かれるわけが無いとわかっちゃいるが。

臨場感があり、この本に登場する
「突然招かれてしまったごく平凡な夫婦」
に自分を重ね合わせて緊張して読んでしまう。

ちょっと大雑把に引用させていただくと、

 天皇陛下におかれては、
 国賓として来日される○○国○○閣下及び令夫人をお迎えして、
 来たる○月○(○曜日)○時より、
 宮殿豊明殿において歓迎晩餐会を催されますので、
 ご臨席くださいますようご案内申し上げます。

というような感じの招待状が届くのです。
ぱっと読むと、簡単すぎて何をどーすりゃいいの!?と思うわけだが、
ちゃんとそこには情報がたくさん詰まっているわけです。
主賓の格は国賓→最上級の歓迎式典
宴会の種類は晩餐会→格式が高い
会場は豊明殿→宮殿一の大広間なので盛大
そして主催は天皇陛下であることから、
正餐における晩餐会、もっとも格式の高い宮中晩餐会だとわかる。
故に、第一級正装をする、と。

近頃は何でもかんでも説明してくれている世の中なので、
想像力が欠けてきた私には読み取れなかっただろうなあ。
そういえば行間を読めなくなっている人も多いらしいね、
私ももうその一人かもしれない。


何も知らない側って、
テーブルマナーよりもどうでもいい事の方が気になって不安なのだ。
その、どうでもいい事についても色々と触れている点がありがたく、
そして面白く読める。

下着の色の話は笑い話だが、
いや、ホントにこういう事から気になっちゃうんだよね。
バッグを持つのは右手!?左手!?とか。好きな手で持ちなよ!
(って、もしやルールがあるのかしら)

こんなにハラハラドキドキさせられるとは。


渡辺氏が50代半ばにして亡くなったのがとても残念です。

拍手[0回]

ボクの音楽武者修行(新潮文庫) 小澤征爾


「世界のオザワ」26才の時のエッセー。

若き小澤征爾は躊躇しない。ひるまない。そして自信がある。

これが世界で活躍する人か。

おすすめ。

拍手[0回]

<広辞苑>「在原行平」伝説の記述に誤り 業平と混同か

問題は「芦屋」の項。
そういや第6版が出たもんね。と思ったら1955年の初版からだそうだ。
ええー天下の広辞苑様がなんというミスを!
早速私の広辞苑(第4版)で芦屋を引いてみた。
おお、間違っている。能「松風」の舞台は須磨なのに。(なんだってさ。)
芦屋にゆかりがあるのは業平なのに混同してしまったらしい。
ついでに「松風」を引いたら、そこはちゃんと須磨と表記されていた。

この先も私が「芦屋」を引いて行平云々を見る機会は無いと思うが
記録しておこう。

拍手[0回]

目から鱗が落ちるとはまさにこの事。
「天の華・地の風」周瑜の台詞でいちばんに浮かぶのがこれ。

呉に来なよ、三度訪ねられた位で義理立てする必要無いじゃん。
ってシーンなんですよ。
かつての私は、気持ちでは正当な理由とはならない、
誰もが納得するものを用意しなくては。
と考える質だったのでこれにハッとさせられたのだ。
おかげで今では重要な事も感情のまま浅はかに決定ですよ、
罪な都督。

拍手[0回]

青嵐の夢  朝香祥 (集英社コバルト文庫)

周瑜(と孫策)が主人公の三国志シリーズの一つ。
シリーズが人気だった頃書店員だった私は、
いつでも読める環境にありながらもコバルトに抵抗があり
ページをめくる事もなく表紙を眺めながら平積みしたものだ。
昨年ようやく「旋風(かぜ)は江を駆ける」等何冊かさらっと読んだ。
シリーズの他作品を読もうとは思えず終了。

貧しい私は暮れにブックオフへ本を売りに行ったのよ。
計算待ち中に105円コーナーを見たらこのシリーズが棚にあった。
ちょっと読んでみたいなあと思ってたので、
でも二人が大きくなってからのはもういいやと選んだのが
十才の頃のお話のこの「青嵐の夢」だ。
そうそう、売った本は470円になりました。

これは二人の出会いのお話。

私、このシリーズの孫策があまり好きじゃないんだと思った。
そして周瑜もあまり好みじゃないんだと思った。
でも好感を抱く人の方が多いのではないかと思うよ。


ジュブナイル三国志(呉)としてなかなか良いのではないでしょうか。
コバルトの層に合っていると思う。
まさにコバルト色の風を感じる三国志。(掛けてます)
少女のようと言われる私だが、
やはり「よう」であって少女ではない私なのだなあ。


それと、ひと昔前だからだろうが、あとがきの書き方が好みじゃないな。

拍手[0回]

 
11 2024/12 01
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 25 26 27 28
29 30 31
  
ブログ内検索
アーカイブ
カウンター
Copyright © (仮)日記 All Rights Reserved.
Powered by NinjaBlog
Graphics by 写真素材Kun * Material by Gingham * Template by Kaie
忍者ブログ [PR]